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067_反対

私は今回の件について反対します。理由のひとつに、裁判を起こしてまで名称変更をすることに利点を感じないからです。そして、なによりも京都市立芸術大学の方への申し訳なさや身内の恥を晒し更にその上からまた恥を塗られたような心持ちであのニュースから日々を過ごしているからです。 (とくに、HPで公開された文章がひどかった。じゃあ、名称変更なんてややこしいこと止めとけ!と叫びたくなりました)

.......さて、飲食店でアルバイトをしていると、はじめてのお客さんとの会話で学校を問われると必ずこう言われるのです。「あーあの造形大さんね!」以前なら、きっといい意味を含んでいたことでしょう。4年前にはどこだっけ?と言われていたのに、あのニュースの前でも大抵の方は名前を言うと知ってくれていました。けれど、今はあのニュースを見かけた人から揶揄るように、ときには慰めるように言われるのです。「あーあの大学さんか」そういわれる学生の気持ち、分かりますか?言われなき中傷がネットで広がっています、知っていますか?わたしは、それこそ、大学の広報担当の方や卒業生・在校生・職員の方の活躍があってこそ現在の大学名は広まったのだと思います。それだけでは、ダメだったのでしょうか?なぜ、2020年を迎えるから、30周年だからと変えなければならないのでしょうか?元からこの名前にするのが悲願だった?では、わたしのような在校生や反対署名をしている人の気持ちはどう扱われるのでしょうか?それとも、強引に推し進められてしまうのでしょうか?

30周年を迎えるからこそ、今のままの名前を未来へと受け継ぎ、京都の芸大として名を馳せてもなにも問題はないと思います。そもそも、いい大学というのは名前も関係ないと思うのです。人と一緒で日頃からの行いがのちのちひっついてくるようなものですから。わたしは、他大学さんや未来の学生に混乱をもたらすような名称変更には、賛成することができません。学生ファーストで、もうちょっと有意義なことにお金を使いませんか?たとえば、部室棟付近の改修とか道の整備、駐輪場へのライト設置等。なんて、関係のないことですが一例として挙げておきます。きちんと小さな声も取り上げられることを切に願います。


在学生/通学 文芸表現学科

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