現在双方の大学の在学生、卒業生、教員等関係者の中には、もやもやした想いを抱えたまま事の推移を見ている方もおられるのではないでしょうか。京都造形芸術大学側は「名称をマウンティングされるのは市立芸大なのだからもっと反対を広報すればいいのに」かたや京都市立芸術大学側は「自分の大学が事前の相談もなく名称変更されるのに造形大はおとなしく従うつもりなのか」と思ってはおられませんか。京芸の卒業生のわたしは後者です。でも双方の在学生の方々の意見を拝見してわかりました。造形大の学生さんは、アイデンティティを「勝手に」奪うなと書いておられ、京芸の学生さんは、アイデンティティの根本に関わる問題だと書いておられます。どちらのご意見も心に刺さりました。これは関係者ひとりひとりに、わたしにも突きつけられた本質的な問題で、今回の騒動で絶対に置き去りにされてはいけない事だと思います。造形大の経営陣の方々は、名称変更に振り回されるほんとうの当事者(あなた方ではありません)の声に耳を傾けていただきたいです。
その他/京都市立芸術大学卒業
Comments